ユーザー車検だとなぜ安くすむ?

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自分の車を自分で車検を行うユーザー車検と、車を購入した販売店や修理工場に車検を依頼した場合で、掛かる費用は異なります。なぜユーザー車検は費用を安く抑えられるのでしょうか。ユーザー車検の場合だと、特に修理や、部品を交換する必要もなく現状のままで陸運支局に持ち込める場合は、重量税、自賠責保険料、検査・登録手数料の費用で済む事もあるでしょう。重量税は、車検証に記載された車体の重量と燃費や排出ガスの区分、経過年数によって決められた税額なので、車種によって異なります。
最近ではエコカーと呼ばれる、国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準値をクリアした車が増えている傾向にあるため、年数が経過した古い車種は重量税も高くなる傾向にあります。軽自動車と普通自動車と比べても、重量税の金額に差はあるのですが、エコカーでない同じ車種でも、最近の新しい車と13年以上の車、18年以上の車とでは重量税の金額が違います。経過した年数が多いほど重量税も高い傾向にあります。同じ車種でも、エコカーの車とエコカーでない車、エコカーでない最近の車と、20年前に造られた車とそれぞれで重量税が異なるのです。大きい車を購入しようと思っている人や、古い車が好きな人は重量税の金額を確かめてから購入するのもいいでしょう。排出ガスが低いものや省エネルギーで燃費基準パーセントが高い車が増加傾向にあり、減税になる車種も増えてきています。
自賠責保険料は、新車購入から3年目は37ヶ月、それ以降は24ヶ月で加入が必要となります。自賠責保険料も軽自動車と普通自動車では、5千円位の差があるようです。検査・登録手数料は、車検を行い引き続き車を乗り続ける為の検査費用、検査票に貼る印紙や登録する際に掛かる手数料です。ユーザー車検を行う場合、主に掛かる費用はこれで済みますが、ディーラーや修理工場に車検を依頼した場合は、この他にも費用が掛かる事を忘れないようにしましょう。