こんな時は車検が通らない(タイヤ編)

11717416714_6784948afe_o

車は4本のタイヤが正常に動いていることで、安全に走行できます。このタイヤに異常があると、正常に走行できなくなり大きな事故に繋がる事もあります。ユーザー車検を行う際にサイドスリップ検査というタイヤの横滑り量(直進安定性)検査があります。車は走行上4本のタイヤが異なった角度になっており、それぞれの車輪が適正な位置で的確に動作し走行性能を発揮できるため、この適正な位置がタイヤの脱輪や縁石に乗り上げるなどで、ずれてしまうとタイヤの内側や外側だけが早く減ってしまうことで、左右のタイヤにばらつきが出ることにより、真っすぐ走行できなくなることもあります。そうなると、車検に不合格となる場合もあります。定期的にアライメントの調整をすることをお勧めします。
タイヤの脱輪や、縁石に乗り上げたりなどしなければ、アライメントが狂う事も少ないでしょう。車体を低くする事により、アライメント調整が必要な場合もあります。車検が通らないタイヤについても、スリップサインが出ているタイヤがあります。スリップサインとは残りの溝が1.6mmということを知らせる突起です。特に雨の日の走行は影響が出ることが多い為、タイヤの溝がなくなるまで乗り続けることも、危険が伴う為、車検の前に気づいたなら交換することをお勧めします。車体からタイヤの幅が太くてはみ出ているのも車検不合格の対象となります。もともと装着されている純正のタイヤホイールをはずし、車の見ためを変えようとインチアップするなど、タイヤの大きさを変えることで車体からはみ出ていることがあります。
車検を行う際には、車体に合った規定のサイズのタイヤホイールに交換したほうが不合格にならないのではないでしょうか。見た目がかっこいいからと改造しても、車検が不合格となりせっかくの愛車を乗り続けることができなくなると、悲しいですよね。大好きな車を長く乗り続けるために、きちんと規程のサイズを守り車検の合格を目指しましょう。